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9月2日、三重県のパラミタミュージアムで棟方志功の肉筆装飾画展が始まりました。 版画家として知られる彼の貴重な絵画、しかもほとんどが未発表の作品ばかりです。 この展覧会、ワクワクドキドキで早速行ってきました。
緑鮮やかな樹林を描いた襖絵。仏像絵の屏風。なんと油絵の衝立。 そうです、これらはすべて個人の邸宅の内装として描かれたものばかり。 京都の書店主の邸から岡田文化財団が譲り受けた作品の展覧会なのです。
棟方は建築内部に多くの肉筆絵を残していますが、ほとんどが個人の邸宅の為、 なかなか一般の目に触れることはありません。 今回の展示品は親しい出版元の内部の作品なので、その保存状態は完璧。 襖は言うに及ばず、壁木に至るまで作品はまるで昨日描かれたように鮮やか。
今回の展示は美術館内に邸の内部を再現。真新しい畳座敷の襖絵の迫力たるや圧巻。 親しい版元の家で思う存分腕をふるった作品が、新しいパトロンの手で鮮やかによみ がえりました。 閉じ込められていた絵に新たな息吹が吹き込まれた瞬間です。 下絵なしで直接板木に彫るためあえて作品を「版画」ではなく、「板画」と称した棟 方。 版画家のみならず、日本のゴッホを目指した画家棟方が浮かび上がる展覧会です。 開催は10月31日まで。
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