2015/06/29 602

. 言論統制 .

自民党の勉強会で報道機関に圧力をかけ、言論を封じようとする発言が相次ぎました。

特に新聞社は広告出稿で成り立っているので、スポンサーしだいで潰せるとの暴論。

政府の気に入らない新聞に広告を載せていると、その企業にも圧力がかかりそうです。

まさに言論統制。戦後レジュームからの脱却どころか戦前に逆戻り。

国益のための統制を言うなら、世界中から物笑いで国益を損なうこと甚だしい。

政治家としての資質を疑う事件です。



講師のH氏の発言はそれに輪をかけてアナクロ。

実名を挙げて新聞社を潰すべしと吠えました。

マスコミに追及されると、飲み屋の会話の冗談と弁明。

最後には自身の言論の自由への冒涜と逆切れするお粗末さ。



この有様では中国、北朝鮮の言論統制を批判する資格はありません。

自由民主党の自由、民主の文字が泣きます。



今国民が最も心配なのは、憲法改正なしに裁量権で有事対応がされること

この権利を有する与党の国会議員がこの程度の頭脳。

こんな議員を選んだのも日本国民と世界から笑いものになりそうです。

2015/06/22 601

. 伊勢志摩サミット​ .

来年のサミット開催地が三重県の賢島に決定。
三重県民の一人としてこの上ない喜びです。

今回の候補地選びで伊勢志摩に決定された経緯はマーケティングのケーススタディ
としても興味深いものです。
キーワードは現状認識と強み、弱みの認識とその逆転。

一番最後に手を上げた三重県は最も現状認識の理解が今にアジャスト。
今、サミット開催地の最重要事項は、交通アクセスではなく安全。
ISをはじめとするテロの脅威からどう安全を確保するか。
その課題解決には本土と二本の橋でしか結ばれていない賢島のロケーションは最適
でした。
アクセス面での弱みが、警備の点では最大の強み。
しかもセントレア、関空からのヘリを使えば首脳陣は空路で容易に到着できます。

もう一つの利点は警備力。
その点では三重県警には以前から定評がありました。
毎年の総理の伊勢神宮参拝。皇室の警護。
こう考えれば決定も宜なるかなと思われますが、弱みを強みに逆転させた知事の手
腕はお見事の一言に尽きます。

今後の課題はマスコミ、警察を含めた万を超える宿泊場所の確保。
島での開催を逆手に取り、豪華客船を宿泊場所兼ガードフェンスとする案。
究極の弱みを強みに変えるオセロゲームと思いますが果たしていかが?




2015/06/15 600

. ホスピタリティ .

先週モンドセレクションから帰国、時差ボケもなく無事一週間が過ぎました。
帰国便に乗った途端、日本時間に時計をセットし、帰ったら空港から即仕事。
夜は宴席に出て、一杯飲んでバタンキューが時差ボケ解消の秘訣です。
体内時計を現地に合すのが一番の近道。

ヨーロッパからの帰国最終地、ローマでの出来事です。
買い物のタックスフリーの手続きを空港ですることとなりました。
航空会社のカウンターでチェックインし、預けるトランクと一緒に税関で証明書を
発行してもらうのです。
買った品物を係員に見せる必要があるのでトランクの携帯は必至。
「400番のカウンター付近でお尋ねください 。税関はその付近です」。
重いトランクを携えて行ってみれば、カウンターのお嬢さんに教えられた場所には
だれもいません。
戻って再度聞き返すと、インフォメーションで聞いてくれとの返事。
インフォメーションに行けば、それは航空会社の仕事ですと言い張ります。
まるで日本のお役所仕事。行きつ戻りつ、結局見つけ出すのに1時間。
不愛想な税関職員が放り投げるように書類を戻してくれました。
税金の還付はどこでも、誰でも面白くない仕事なんですかねえ。

一方、成田到着後、ターミナル1から3へのバス乗り場を尋ねた時の職員の対応。
何と乗り場まで案内し、しかも重いトランクをバスに乗せてくれという親切さ。
対応の極端な差に改めて感じた日本のホスピタリティ。
おもてなし。
何と素晴らしい日本の財産なのでしょうか。

2015/06/08 599

. モンドセレクショ​ン .

モンドセレクションの表彰式が2日、ポルトガルのリスボンで開催されました。
おかげさまでで今年も出品した7つの商品がすべて、メダルを頂き感激いたしました。

今年の特徴はビール、ベバレッジ系の出品が目立ったこと。
しかもアジア、中東、アフリカと今までにない国からのエントリーが多数を占めました。

それに引き換え清酒の出品は激減。最盛期の半分くらいでしょうか。
業界、国力の趨勢がこんなところからも感じられます。

表彰式後のガラディナーは相変わらず日本人でかたまったテーブルが目立ちます。
私たちのテーブルはカナダ、ミャンマー人など多士済々。
各国のアルコール業界、税制など生の情報交換に大盛り上がりです。

この傾向は翌日のエクスカーションも同様です。
観光地での国によるものの見方、感想の違いが実感できます。

郊外での昼食。隣はインドネシアのリキュール会社の社長夫妻です。
後継者の話から夫婦の話になりました。
ここでテーブルの全員が爆笑した彼のジョークをひとつ。
夫がひたすら働き、一方妻はひたすら店で買い物。
「これ我が国ではワークショップと言います」。真面目な彼の一言。
こんな会話が飛び交うのもモンドセレクションの役得。
日本人だけで固まっていてはこうはいきませんね。

2015/06/01 598

. カナダ展示会 .

先週はカナダ で開かれた乾杯トロントという日本酒の展示会に出席。
80ドルの入場料を払って来場の外国人500人で会場は一時入場制限の盛況です。
生酛、山廃、ひや卸等専門用語が飛び交う白熱のやりとり。
日本でもなかなかお目にかかれない風景です。

まず香りを慎重に利き、酒の色を確かめ、口中香と含み香をしっかり確認。
酒ごとに印象をメモ書きし、気に入った酒のブースには戻る客もしばしば。
サーブする蔵元も息が抜けません。
「この酒はどこで手に入るのか」。この質問がじつはカナダでは厄介です。

カナダにはLCBOという酒の専売公社があり、小売部門も独占しています。
民間の輸入酒卸はレストラン等の業務用にのみ販売。
LCBOの店頭には専売商品しか並んでいません。
日本酒の棚は銘柄、種類ともお世辞にも魅力的とは言えません。
しかも酒税はカナダでは非常に高く、カナディアンウイスキーが日本の2倍の値段で売られているという笑えない現実があります。

そんな現実もものかわ、日本の居酒屋、ラーメン店が近年続々オープン。
国内外の若者で一杯、2時間待ちの店舗もあるとか、、。
若者の日本酒に対する興味は、フィギュア等同様に一種のオタク文化になるかも、、。
クールジャパンの掛け声だけでなく、専売公社への清酒販売促進策等の具体的な国レベルの行動が今最も必要なのではないでしょうか。
アウトユースばかりではなく、ホームユースが定着してこそ安定的な需要がみこめるのですから、、。


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