|
三重県立美術館の創立35周年の記念式典が4月22日に開かれました。
1982年に東海地区初の本格的美術館として誕生し,三重県の文化の象徴として、広 く県民に親しまれてきました。
記念展覧会の第一弾はベストオブコレクション展。
6000点に及ぶ収蔵品の中から、選りすぐりの名品が一挙公開です。
西洋絵画ではモネ、ルノアール、シャガール、ピカソなど地方美術館では珍しい 名画が揃っています。
日本画は菱田春草、横山大観、安井曾太郎などそうそうたる作品群。
竹内栖鳳の屏風「虎 獅子図」は圧巻の迫力です。
また三重県松坂出身の宇田荻邨の「祇園の雨」。
しみじみとした情感でまさに日本画の真髄を感じる名作です。
圧巻は県ゆかりの画家、曾我蕭白のコレクション。
放浪の末、県内の寺、素封家に数多くの絵を残しています。
「旧永島家襖絵」は前後期に分けて展示するほどの充実ぶり。
伊藤若冲に続き、今話題の奇想の画家蕭白の作品群は今回の目玉。
きっと多くのファンが満足すること請け合いです。
三重県立美術館の特徴は県ゆかりの美術の収集と、岡田文化財団を始め寄贈された 国内外の有名作品の所蔵にあります。
県民に愛され、日本に発信する文化基地としての三重県立美術館。
第二弾はオランダのアーティスト「テオ ヤンセン展」。
東海地区初めての展覧会です。
第三弾 三重県が生んだ国学者「本居宣長展」。
まさにグローバルとローカルが融合した記念展が続きます。
お楽しみに。
|
|
|