2016/08/29 663

. 栃木 益子 .

中小企業家同友会の講演で先週は栃木県宇都宮へ。

翌日は代表理事のYさんにご無理を言い、焼き物の町益子を訪ねました。


Yさんの友人の外池さんが益子町の観光協会の理事長。

しかもなんと清酒メーカーの社長さん。まずは酒蔵にお邪魔しました。


外池酒造は素敵な観光酒蔵。首都圏ならではの酒蔵ツーリズムのお手本です。

綺麗に手入れされた蔵は外国人はもとより、益子の窯元巡りの観光客にもピッタリ
です。

聞けば売り上げの三割は観光客のお土産。二次産業と三次産業の見事な融合です。


外池さんの案内でいよいよお目当ての浜田庄司益子参考館へ。

途中の道の両側はきれいに整備され陶器店が立ち並び、さすが焼き物の町。


民芸運動の第一人者だった陶芸家 浜田庄司。

益子で大きな農家を購入。住居と登り窯も見学できる仕事場は圧巻。

彼が収集した世界の陶磁器も展示されています。

最近再注目されている民芸運動。

数年前訪れた、京都の旧河合寛次郎邸も多くの観光客で賑わっていました。


帰りに売店で買い求めたのは、安価な浜田工房の皿数点。

酒の肴を並べるのにぴったりです。

かれらの目指した普段使いの陶器の良さが分かる年齢にやっとなってきました。


2016/08/22 662

. リオ五輪 .

リオオリンピックが終了。

日本大躍進で連日寝不足気味でしたが、今夜から熟睡できるでしょうか。

それともオリンピックロスで悶々とするかも、、。


三重県民の星、吉田沙保里選手がまさかの銀メダル。

オリンピック4連覇を逃し、号泣。観ているファンも涙、涙。

翌日の新聞は金メダル獲得よりも、大見出しのトップ記事。

負けたことが勝つことよりも注目を集めるのは、まさに強さの証明。

胸を張って故郷に帰ってきてください。



陸上400mリレーは胸がすく会心のレース。

9秒台の選手が一人もいない中での銀メダル獲得です。

企業経営はよくリレーに例えられます。

企業規模は小さくとも、後継者にうまくバトンを渡すことが永続の秘訣。

100年企業が世界で最も多い日本の経営を彷彿とさせるゲームでした。


サッカーは劇的な幕切れで開催国ブラジルが金メダル。

ネイマールのフリーキックの得点で始まり、延長戦のPK決着もネイマール。

ワールドカップでのドイツ戦の屈辱を、自国開催で鮮やかなリベンジ。

オリンピック開催になにかと批判を受けたブラジル国民には最高のご褒美でした。


柔道、シンクロの復活。女子レスリグの圧倒的な強さ。

つくづく指導者の力を感じさせられる大会でもありました。

次は4年後の東京にこの成果をどうつなげるか。

オールジャパンの結束力が試される試練はもう始まっています。






2016/08/17 661

. 夏季旅行 .

お盆休みを利用して10日間の夏季休暇。

娘夫婦の住むカナダに行って来ました。

オリンピック真っ盛り。日本選手の活躍やいかに。

ところが当たり前ですが、テレビではカナダ選手の報道ばかりです。

チャイナレストランでは衛星放送で中国選手の活躍ぶり。

スポーツバーではCNNでアメリカの星条旗が連日映されます。


パソコンで結果をチェックするものの、映像では見ることが至難の技。

何とももどかしい限りです。

その分日本では見ることが出来ないゲームが楽しめます。

カナダの得意種目のビーチバレー、自転車競技、なでしこジャパンのいない女子
サッカー。

これも海外で観るオリンピック放送の楽しみ方なのかもしれません。


カナダ滞在中に何と12カ国の料理を満喫しました。

日本では珍しいポルトガル、ギリシャ、ジャマイカ等々。

これも移民国家カナダならではの旅の楽しみ方のひとつ。


アメリカでもそうですが、カナダを代表する料理と聞かれると困ってしまいます。

サーモン、メープルシロップを使ったお菓子類。

どれもいまいちピンときません。

その分世界の味覚を楽しめるおおらかな食の舞台があります。

日本の鮨でもその繊細な仕事は、銀座でもかくやと思わせるほど。

目黒のサンマならぬ、鮨はトロントというグローバル時代を実感した旅でもありま
した。



2016/08/08 660

. 修学旅行 .

今回の伊勢志摩サミットのハイライトの一つは各国首脳の伊勢神宮への訪問。

宇治橋から御正宮へ。曇天にもかかわらず、奇跡的に一瞬光が射した記念撮影。

世界に神宮の神秘性、静謐さが広くアピールされた瞬間でした。


私たちの世代の修学旅行といえば伊勢鳥羽。

二見浦からの日の出を拝み、神宮にお詣りするのが定番でした。

それがいつの頃からか、すっかり下火。年々減少の一途です。

宗教教育が敬遠され、修学旅行のコースから外れ、学生の姿は伊勢から消えまし
た。


伊勢神宮は日本の精神性、文化の象徴。単なる宗教施設ではありません。

参道を歩く清々しさ。五十鈴川の水の清らかさ。

世界の首脳の心を揺さぶる瞬間が見事に演出されました。


サミットに先がけ開催されたのがジュニアサミット。

G7の高校生が長島リゾートに集まり、四日市の公害資料館等を視察。

首脳顔負けの議論が交わされました。


三重県北部の長島から南部の伊勢神宮。サミットという世界的な舞台を巡る旅。

従来の既成概念を超えた新しい修学旅行のコースの誕生です。

日本のみならず、世界の学生の研修旅行として売り込むことも大切なサミットのレ
ガシー。

閉ざされていた天の岩戸の扉をMICEの舞台へと開く絶好の機会となりました。



2016/08/01 659

. レガシー .

本年度最初の三重県経営戦略会議が先日開催されました。
テーマは「伊勢志摩サミットのレガシー」。
成功に終わった大イベントの遺産を今後三重県としてどう生かすのか。

今回のサミットの特徴の一つは三重県の食材、人材の登用です。
伊勢志摩というロケーションの良さとあいまって、世界の人々が驚嘆。
各国の首脳はもちろん、プレスセンターの報道陣にも絶賛されました。

地域、商品を売り出す上で欠かせないのがブランドです。
そのブランディングで最も重要視されるのが物語性。
構築するのに手間と時間がかかり、なかなかお客様にストレートに伝わらない厄介な代物です。

サミット開催は伊勢志摩の風景、食材に素晴らしい物語性を付け加えました。
全世界にその素晴らしさが瞬時に発信され、その後の観光客も順調に増加。
何よりも三重県民の郷土への誇りと自信を深める効果は絶大でした。

面倒な長々とした説明抜き。これが三重県。これが伊勢志摩。
サミットという世界の折り紙つきの景色、料理、人々。
素晴らしい物語という付加価値を我々県民が自覚し、今後それをどう活かすのか。
箱物ではなく、おもてなしの心こそ伊勢志摩サミットのレガシーとして語り継がれてほしいものです。


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